ペアボート

 

 以前は競走用ボートを改造したものを使用していましたが、1999年に
 このヤマト発動機製造のものを4艇新調し、そのうち2艇を2015年に
 更新(買い替え)しました。
 形式は「DH-9602」のようで、江戸川用YM-740と同じD級ハイドロプレン
 です。 (D級が最大なので、江戸川用が同じくらい重いわけでは
 ないのですが。)
 競走用のボートより約40cm長くなっています。
 3・4・5・6号艇の合計4艇があります。(4・5号艇が2015年更新)

 モーターは競走用に使用していたものを再利用しています。

 

   


座席

ペアボートはその名の通り2人乗りです。
複座型の戦闘機のように前後に座席が
あります。モーターの始動・停止の必要が
あるため、通常は後部で操縦します。

前部右側にはパドルも装備されていますが、
その後部からでは届きません。(泣)

前部に乗る場合は、当たらない程度に
ハンドルにギリギリまで近づいて、前寄りに
座るようにしましょう。カポックの後ろが
後席のハンドルを隠してしまい、操縦が
しにくいそうです。



スロットルレバーとハンドル

 後部座席です。前後それぞれにハンドルと
 スロットルレバーがついています。

 赤く塗られたレバーを握った状態にすると
 前部のレバーでも全開にできますが、
 写真の状態では全開にできません。
 (握っても全速にならない。)

 ハンドルはどちらも機能しています。

 ※ レバー・ハンドルとも、宮島では前部
   座席のものは機能しないように
   改造されています。(写真は改造前)



スターターロープ入れ

 ペアボートは、座席のスペースに余裕が
 ないため、通常のようにあかくみを積んで
 その下にスターターロープをしまうという
 ことができません。
 そこで、写真の真ん中にある部分(伸縮性
 のある布で、カウリング側がへこんで
 います。)にロープを入れられるように
 なっています。







出走

 宮島では広島支部の選手が操縦します。

 お客さんはカポックまたはライフジャケット
 を着て、ヘルメットはフルフェイスまたは
 ジェット型のものを着用します。
 (写真は特別なイベントの際で、通常は
  勝負服を着用できません。)

 また、安全装置のヒモを左手首に通します。
 このヒモは、引っ張るとモーターが停止する
 ようになっています。(ペアボート特有の
 装備です。)



 ↑普通、ここまでの旋回はしません。ご安心下さい。

 加減速力は強力ですし、旋回時も結構なスピードで、波を越えるときにはかなり
 跳ねます。

 振り落とされないよう、座席左右のグリップをしっかりと握り、足は正座した状態で、
 ボートの左右に押しつけるように開いて乗りましょう。(乗艇姿勢については
こちら
 グリップをしっかり握れるように、グローブを持参するのも良いかもしれません。

 1人で乗れば、競走用とあまり差は感じられませんが、2人乗った状態では、おそらく
 40〜50km/hぐらいしか出ていないでしょう。(競走用は約80km/h)
 しかし、それでも想像以上の迫力です。

 初めて乗った人はまわりを見る余裕がないかもしれませんね。


【試乗会当日の受付場所・服装等】
(受付場所については、変更される場合があります。)

 場内の国道2号線側(水面と反対側)の
 建物の外を進んでいくと、東スタンドの
 イベントホール横(左写真参照)に大きな
 鉄の扉があります。(写真のように開いて
 いるかもしれませんし、閉めているかも
 しれません。)
 先へ進むと、事務所前に受付が用意して
 あるかと思いますので、そこで受付を
 済ませてからピットへお越し下さい。

 服装は、「動きやすくて汚れても良い服」
 が良いと思われます。
 ボートの座面は黒いスポンジ状のもの
 ですが、多少濡れていることもありますし、
 汚れることもあるかもしれません。
 女性の場合は、スカートよりもズボンの
 方が良いと思います。
 上半身も、カポックやライフジャケットが
 湿っている場合もあると思いますので
 やはり汚れても良い服がよいでしょう。

 宮島では、年間10日程度、SG場外発売
 時等にペアボート試乗会を行っています。

 


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