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第104期選手養成訓練 第4回現地訓練(1月11日〜17日)
競艇選手養成所が山梨県「本栖研修所」から福岡県「やまと競艇学校」への移行とほぼ同時、第90期を
最後に休止されていた現地訓練(競艇場や碧南訓練所で行う養成訓練)が、第103期より復活しています。
これは競艇学校とは異なる水面を経験することで適応力を養うことを目的としております。
その現地訓練復活2期目となる第104期において宮島競艇場がその舞台の1つに選ばれ、選手養成員23名
(男子20名・女子3名)と教官4名(主任教官1名・助教官2名・実技教官1名)、そして応援選手延べ16名、
株式会社永和の整備士全員、その他競走会宮島支部関係者により、1月11日から17日までの7日間行われ
ました。
宮島競艇場における現地訓練は平成9年(1997年)3月11日から17日に行われた第82期以来、実に11年
10ヶ月ぶりのこととなっております。
なお、この104期においては第1回および第3回が選手会碧南常設訓練所、第2回が大村競艇場、そして
第4回がこの宮島競艇場と、全4回の現地訓練が行われております。
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午前 |
午後 |
1月11日(日) |
やまと競艇学校出発 |
宮島競艇場到着 ボート・モーター装着 |
1月12日(月・祝) |
慣熟航走 2艇・3艇旋回 |
スタート練習 模擬レース 航走整備 器材整理 |
1月13日(火) |
選手招聘訓練
(2艇・3艇旋回 プロペラ修整) |
選手招聘訓練(スタート練習 模擬レース)
航走整備 器材整理 |
1月14日(水) |
選手招聘訓練
(2艇・3艇旋回 プロペラ修整) |
選手招聘訓練(スタート練習 模擬レース)
航走整備 器材整理 |
1月15日(木) |
整備指導訓練
(性能向上整備 試運転) |
整備指導訓練(性能向上整備 試運転)
航走整備 器材整理 |
1月16日(金) |
整備指導訓練
(性能向上整備 試運転) |
整備指導訓練(性能向上整備 試運転)
器材整理 ボート・モーター装着外し |
1月17日(土) |
器材積込 宮島競艇場出発 |
やまと競艇学校到着 |
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装着場
見慣れた装着場に、見慣れないボートが並びました
現地訓練ではボート、モーターとも、多くの器材と
ともに全て競艇学校から運んできます
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集合
ピットに整列するのは第104期の訓練生
12日には雪も降るなど、最終日まで気温の低い日が
続きました
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ピット
ズラリと並ぶ競艇学校のボート
黄色いカウリングは教官・応援選手用で、カポックも
訓練生用のオレンジに対し、教官用は黄色です
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ピット
本番ピットにもこの通り
訓練生のボートは年明けに納入されたばかりの
新ボートでした
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スタート練習
きれいな長方形で定時定点の取りやすい競艇学校
とは違い、何もかも斜めで干満差もある宮島の水面
には苦しめられたようです
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模擬レース
1周1マークでは現役選手にまったく歯が立たず、
直線で選手がスピードを落としてターンマークごとに
再び対決します
なお、この6号艇は4324海野康志郎選手です
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模擬レース
1〜4号艇は訓練生で、5号艇と6号艇は現役選手に
割り当てられています
この5号艇は4292麻生慎介選手、6号艇は3883
山根大樹選手です
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手旗信号
競艇場に設置されている信号灯も使用しますが、
競艇学校での訓練と同様に手旗も併用します
この黄色は大時計前にある競技中止信号灯
(中止灯)と同じで、この場合は帰投を意味します
カポックを装着している左の2名は救助担当で、
事故が発生すれば救助艇で出動します(操縦は
競走会宮島支部)
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指導を受ける訓練生
模擬レースを終える度に、一緒に走った現役選手
からアドバイスをもらいます
(写真は4324海野康志郎選手)
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指導を受ける訓練生
憧れの3774横西奏恵選手から指導を受ける
女子訓練生たち
2艇・3艇旋回訓練でも横西選手は女子を担当して
いました
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プロペラ修整法
プロペラゲージを使用した調整の仕方を教わります
(写真は3873別府昌樹選手)
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選手招聘訓練終了
13・14日とも訓練の最後には選手からの一言を
いただきましたが、いずれも厳しいコメントでした
13日は岡山から3982福田 理選手、山口から
4324海野康志郎選手、そして地元広島からは
3873別府昌樹選手、3883山根大樹選手、
4111奥田 誠選手、4292麻生慎介選手、
4302西野翔太選手の指導をいただきました
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選手招聘訓練終了
14日は、広島からは13日と同じ選手で、岡山から
3717立間充宏選手、徳島から3774横西奏恵選手、
山口から4237大峯 豊選手と4324海野康志郎選手
の指導をいただきました
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性能向上整備
実際のレースと同じく、グループごとに担当整備士を
設定し、整備→試運転が繰り返されました
訓練生にとって、自分の使っているモーターを
このような形で整備するのは初めての経験でしたが、
例えばネジを締める順番にしても、部品の分割位置
や力のかかる方向などを考慮したものであるなど、
暗記させるのではなく本当に理解させつつ説明する
単なるマニュアル通りの指導ではなく深い内容で
あり、訓練生も目を輝かせて取り組んでいました
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足合わせ
整備と試運転を繰り返し、理解を深めます
モーターは新モーター入替前の廃棄直前のもので、
普段訓練生が使用しているためメンテナンスも
行き届いていないものでしたが、整備による劇的な
性能の向上に皆驚かされていたようです
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格納
訓練を終え、翌日の出発に備えて器材整理が
続きます
左奥ではモーターを水槽に浸けて始動し、海水の
塩分を抜いています
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格納
ボートはハンドルやスロットルレバー、旗棒、
カウリングを取り外してトラックに詰め込まれます
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