Q.しかし、各種の適性試験器材で訓練できるのは魅力です。
A.確かに適性試験で使用する器材に慣れたり、コツを掴んだりすれば得点を稼げることもあるでしょう。
しかし、ボートレーサーとしての適性を見る試験なのに、器材に慣れることで高得点を出してしまったのでは、それはもう“適性試験”ではなくなってしまいます
。
もちろん、器材を使って訓練した結果、実際の能力も上がることもあるでしょうが、試験器材の中には「実力がなくても得点を出せるコツがある」ものもあるでしょう。
初めての受験であれば初めて目にする器材で要領も分からず、得点が取れなくて当たり前なのに、それが使い慣れた風で高得点を出したら異常なんです。
もし後ろめたい気持ちが一切ないのであれば、三次試験の面接で「某予備校を利用して試験器材も事前に使用するなど、ボートレーサーになるための努力をしてきました!」とアピールしてみてはどうですか。
某予備校受講者は得点が取れて当然なのですから、他の受験者よりも厳しく採点しないといけませんよねぇ。(実際、同様の理由により適性試験複数回受験者は厳しく採点されているようです。)
適性もないのに入所して退所したり、選手になっても成績不良や、すぐ引退では人生を大きく遠回りすることにもなりかねません。
例えば視力が悪いのに視力表を丸暗記して2.0と診断された人が、その偽りの視力で不自由なく自動車の運転できるわけがないでしょう?
「自分の力で合格してやる!」というぐらいの強い意志がボートレーサーとしてやっていく上では必要なのではないでしょうかね。
人に頼って合格し、選手になってからも人に頼ってやっていくつもりでしょうか?
最近、登録3年未満で辞めてしまう選手がチラホラいるのは、そういうことなのかも?
前述の通り、養成所退所者に占める某予備校受講者の割合は高いです。